父親を思い出すのが、靴の臭いによっているなんて。
でも昔の人でしたので、私(二十代後半・女性)や
家族も臭いにはそんなにこだわりませんでした。
むしろ、これがなければお父さんじゃない、
くらいには思っていたものです。
女性なのに父親と同じ!こんな足の臭いじゃ彼氏ができない!
いざ自分が父親と同じ状況になってみると、
その靴から立ち昇る臭気にはノックアウトされました。
これでは、いつかできるかもしれない
ボーイフレンドには話の種にされてしまうことでしょう。
いえ、女友達の話題にもなりかねないので、
なんとかしなければなりませんでした。
友だちが来るのが恐怖!足の臭いが家じゅうに。とっておきの対策は?
友達が遊びに来た日のこと「何か臭わない?」と
言われ「家の匂いじゃないの?」と騙しました。
ごめん、そうじゃなくて、と言いそうになりましたが――
「お父さんが家にいるんでしょ? 挨拶するよ」と。
ごめんなさい、お父さんは散歩中だったのですが、
この臭いの人身御供になってもらいました。
こうなってしまった以上、私は早急に
臭いをどうにかしなければならなかったのです。
ごめんなさい、お父さんと、その足と、家の臭い。
どうしても取れない足の臭い。必死で試した方法に効果が…!
足をよく洗ったりしてみましたが、
すると菌を繁殖させやすくなると検索して知りましたので、
他の方法を試してみました。
いえ、ちょうどそのホームページでは
「菌ピタ君」というソールを紹介していて、
私は藁をもつかむような気持ちでした。
よし後は、本当に効果があるか試すだけで……
友達を家に呼ぶことにしました。
わざわざ、その前から靴を履いておき、出迎えたのです。
あんなに臭かった靴の臭いが消えた!私のあしが無臭に・・・!
「お父さん、家にいると思う?」「普通いるでしょ」。
私は多分、臭いについて言われなかったことで、
天にも昇る心地だったと思います。
わざと見えるところで靴も脱いでみましたが、
何も言われませんでした。
父も気にしている足の臭い。家族で解決する方法は…
それどころか
「今まで、お父さんのせいにしていてごめんね。
傷つくと思っていたから」
だそうです。
おいおい。
ですが、友達が帰った後に父が
「もう、お前の足のせいにはできないな」と
言っていたので、お互い様であると気づきました。
消えますそのニオイ!
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